お客様のご了解を得て、セラピー体験記を掲載しています

親とは最適な距離に落ち着いて

母とは対等なライバル関係だった

O.Rさん (30代/ウェブデザイナー)

私の原家族は、母の怒りで満ちていたんです。幼い時から、毎日、母に怒鳴りつけられて育ちました。

私の中にも、母に対する強烈な怒りが、ずっと充満していました。

コロナを機に実家を離れて以来、親との接触はなくなっていました。でも老いていく親と、これからどう関わればよいのか不安でした。

また、自分の将来のためにも、原家族とじっくり向き合う必要があると感じました。それで「過干渉する・否定する・愚痴る親とのコミュニケーション改善プラン」を受けてみました。

最初のヒアリングでは「このプログラムが終わった時に、どのような自分になっていたいのか?」という質問を受けました。私は

・人生の新しい扉を開いている

・人生をどのように充実させていけばよいのか、がわかっている

・母とどのように関わっていけばよいのか? のヒントがわかっている

の3点をゴールに設定しました。

「前世療法」を受けると、ある前世で、私は有能な実業家の女性であり、母は、商売敵の男性として登場しました。私と母は、対等なライバル同士として取引先を奪い合っていました。

この前世は「競争を手放しなさい」と教えてくれました。

私は、今生で、母と父を奪い合ってきたのです。

不思議なことに、このセラピープログラムを受けていた3か月間に、私の人生には大きな変化がシンクロしていました。

前世療法、タイムラインセラピー®が終わったころ、私は生まれ育った東京を離れて、京都に移住することを決めていました。

毎朝、すがすがしい京都御所の中を歩き、魅力的な人々が集まるオンライン・コミュニティにも複数参加して、当初望んでいた「人生を充実させる方法」が次々と与えられています。まさに、「人生の新しい扉が開かれている」感じです。

そして、家族に対する考え方がすっかり変わりました。

自分が生まれた家族のことではなくて、本当に一緒にいたいと私が思える人たちを、新しく「家族」と定義していいタイミングだったんですね。

母を含めて原家族とは、「今は、関わらない」フェーズに入りました。

とりあえず、両親とは今は積極的に関わらない。でも、「今後、金輪際、原家族とは関わらない」とは言っていません。

原家族との間は、「最適化された」と言った方がよいかもしれません。多分、今の私にとって、最適な距離に落ち着いたという状況でしょう。

 ですから、セラピー開始当時の3つの目標は、ほぼコンプリートで解決済みという感じです。

さらに、今回、このセラピープログラムを受けて得られた大きな発見の一つに、「父との関係」があります。

万能で素敵な男性であったはずの父も、母との間に課題や、弱さ、恐れを抱えている、等身大の男性として見えてきました。

最後に、タイムラインセラピー®のセッション中に「未来の私から、現在の私へのメッセージ」として、私が受け取った言葉を紹介します。

「あなたは幸せになっていい。早くこっちにいらっしゃい。

人には助けてもらえるし、いいことがあるよ。自由だよ。

友達とか関わる人たちの質も良いよ」

これは、今の私そのままです !

親とのかかわりに真正面から向き合ったら、こんなに自由で、充実した人生が開かれていきました。

ありがとうございました !

過干渉の連鎖

自分が親にされたように、子どもや部下をコントロールしていた

S.Nさん(70代 会社経営者 )

私が母のお腹にいる時に、5歳上の兄が感染症で亡くなりました。

両親、特に母親は、ショックと悲しみのあまり、もう二度と自分の子どもを亡くすようなことはしたくない、と思ったようですね。

幼い私から、危ないものは全部遠ざけて、一緒に遊ぶ子どもさえ母が選んでいました。
自分の子どものことは、全部母親である自分が、生き方から何からすべてを決める、という教育方針だったわけです。

しまいには、きれいだ、とか、おいしい、といった自分の感覚さえなくなりました。

だから、私には、小学校の時の記憶がありませんでした。
ほとんど、自分で生きているという記憶がなかったです。

これは、過保護、というより明らかに過干渉ですよね。
これに気づいたのは、もっと後になってからです。

社会に出て働いて、結婚して子どもが生まれました。

その息子が、発達に特性を持っていたんですね。
つまり非常に自由な子どもで、おとなしく座って、黙っていい子にしている、ということができない。

私は、ついつい、子どもに対して、強くコントロールしようとしていました。
親として、子どものしつけをするのは当たり前だと思っていました。

今にして思えば、本人の個性や発達の特性について、まったく考えていませんでしたね。

でも、その頃もまだ、自分が親から過干渉されて支配されていたから、こんなに厳しくしつけているという意識はなかったです。はっきりとではないけれど、親から受けた影響というのは多分、相当大きかったでしょうね。

だから、自分が親からされたように、同じように子どもに接してしまうことはあるだろうなと思います。

家の中で、息子との間に、揉めるとか衝突するとか、取っ組み合いのけんかとか、いっぱいありましたよ。

一方、会社では、自分自身が辛い思いをしたことはないんです。ですが、部下とのコミュニケーションに問題はありました。

時々、部下と2時間かけて話をしていました。
俺って人の話を聞く本当によい上司だな、みたいに思ってるわけですよ。

でも、20歳くらい年の離れている部下が、2時間経って私に言ったのは、

「Sさんって人の話を聞いてくれているように見えるけど、絶対に自分の考えを変えませんよね」でした。

つまり、部下が、「これが問題なので、こうしたらどうでしょうか」みたいな話をしてくるのに、「ああ、なるほどなるほど、だけどね」って、全部、私が潰してたわけですよ。

言われて愕然としました。
私はよく人の話を聞くよい上司だな、と本当に信じていたから。

これも、親との関係を考えれば、自分が親にされたように、部下の意見や考えを否定して、自分の思う通りにコントロールしようとしていたんですね。

今だから、こういうことがわかってきたんですがね。
親から受けてきた「過干渉や否定」について、いろんな失敗から学んで、自分なりに理解してきたと思っていました。

でも、改めて、「親子のかかわり改善ラボ」さんに、このテーマに絞って、ゆっくり話を聴いてもらえたので、だいぶ心が楽になりました。

特に、息子との関係については、今回初めて話を聴いてもらえてよかったです。

ありがとうございました。

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