ヒプノセラピーは、無意識にアクセスして、心の奥深くに眠る能力を引き出し、トラウマやネガティブな感情を取り除いて、やすらぎや自信を取り戻す効果の高い心理療法です。
しかし、ヒプノセラピーの効果を発揮するためには、まず、クライエント様が「催眠状態」、すなわち「トランス」に入らなければなりません。中には、「トランス状態に入るのが難しいのでは?」というご心配をお持ちの方もいらっしゃいます。
先日、過去に何度かヒプノセラピーを試してみたけれど、未だにトランスに入ったという実感を持てないでいるBさんに、ヒプノセラピーを体験していただく機会がありました。
「親子のかかわり改善ラボ」では、クライエント様が心からリラックスして、安心してセッションに臨めるよう、まず、事前によくお話をうかがい、クライエント様お一人おひとりに合った、個別の誘導方法を選んでいます。
今回のセッションでも、Bさんのご経歴や、趣味などについて、ていねいにお話をうかがいました。
Bさんは、長年、大企業で、商品企画やマーケティング、経営企画部門などで重責をになっておいででした。そのかたわら、中小企業診断士の資格を取得され、15年にもわたって、「起業したい ! 自分のお店を持ちたい ! 」という地域の人々の夢を、やさしく支えてこられています。
また、古典的ジャズと言われるジャズがお好きで、ご自分の仕事場でも、マイルス・デイビスなどの、お気に入りの曲を常に流していらっしゃるとのことです。
「筋金入りのサラリーマンですから、いつも物事や感情を、客観的にとらえるトレーニングをしてきました。我を忘れるようなトランスには入りにくいのではないでしょうか」
Bさんは、ご自分のことを、そのように説明されていましたが、私には、謙虚でおだやかな雰囲気をまとったBさんが、クールで神秘的なジャズの音楽に浸っているお姿が見えてきました。論理的・分析的思考ばかりに偏った「サラリーマン」像からは遠い方のようにお見受けします。
Bさんなら、かならずトランス体験をしていただける。
そう確信して、Bさんには、「黒板法」という催眠誘導法を試していただくことにしました。
これは、眼を閉じて、頭の中で黒板を思い描き、その黒板に、1つずつアルファベットを書いては、消す、というイメージを繰り返してもらう方法です。これにより、雑念が次第に消えていき、徐々に催眠状態に入っていただけるのです。
私は、誘導の文言をお伝えしながら、zoomの画面越しにBさんの表情を見つめていました。
初めは、眉間にしわを寄せて苦しい表情をされていたので、私は「Bさんの無意識の扉の前まで、無事にご案内できますように ! 」と強く祈りながら誘導を続けました。
誘導が終わって、セッションの中盤を過ぎ、「黄金色の光」というヒーリング暗示に移ったころから、Bさんの顔がすーっと明るくやすらかになっていかれるのが目に入りました。
しばらく、「黄金色の光」の中でリラクセーションを味わっていただいた後、解催眠をしてセッションを終えました。
眼を開けたときの、Bさんの晴れやかな笑顔がまぶしかったです。
「ちょっと軽く、昼休み休憩で一寝入りした後に目覚めたような、スッキリ感があります。セッション中、眠ってはいませんでしたが、かなりポワーンとしていました。初めて、ヒプノセラピーでこんなにスッキリしました!ありがとうございました。」
そして、セッションが終わってお別れした直後、さっそく、次のような「推薦文」を書いて送ってくださったのです !
ヒプノセラピーについて学んだものの、自分としてはトランス状態の実感が薄く、サービス提供はできるものの実感を伴う説得力を高めるため、トランス体験の機会を探していた所に、小宮さんにセッションをお願いできて、黒板メソッドによるトランス体験ができました。
これ全て小宮さんのセラピストとしてのクライアントに寄り添う姿勢、関わり方のおかげです。
きっと私の他にも同じようなトランス難民がおられると思いますが、そんなあなたには小宮さんの門を叩くことを強くお勧めします!!
Bさんからいただいた感謝の言葉は、セラピストとしての私の大きな喜びです。どのような方でも、安心してご自身の内面に向き合えるよう、すなわち、無意識の扉を開けて、そのはかりしれない豊かさを味わっていただけるよう、心を込めてサポートいたします。
ヒプノセラピーを通して、今まで見えていなかった新しい自分を発見したい、心の問題や身体の不調を取り除きたい方は、ぜひ一度、「親子のかかわり改善ラボ」にご連絡ください。
「過干渉する・否定する・愚痴る親とのコミュニケーション改善プラン」のほかにも、ヒプノセラピーによるヒーリングセッションや、年齢退行、前世療法など、個別のセッションをオンラインで提供しております。
詳しいことは、お問合せページから、おたずねくださいね💛
コメント
COMMENT